大黒摩季さんと応援歌を合唱 須賀川一小、震災直後に作詞の縁
歌手の大黒摩季さんは8日、須賀川市の須賀川一小を訪れ、児童ら約520人と共に東日本大震災を機に生まれた同校の応援歌を合唱した。
大黒さんは震災直後、地震で校舎などに被害を受けた同校を励まそうと作曲された曲の作詞を担当した縁がある。応援歌は「希望のうた~カワセミのように~」と名付けられ、学校行事などで歌い継がれている。
作曲を担当したバイオリニストのNAOTOさんも訪れ、大黒さんと児童約520人がバイオリンの伴奏に合わせて歌声を響かせた。
大黒さんは「これからもこの歌を歌い継いで夢をかなえてください」と語りかけた。バイオリンで伴奏したNAOTOさんは「応援ソングはみんなの曲。これからも大事にしてほしい」と思いを語った。
6年の佐藤颯介(そうすけ)さん(12)は「6年間歌い続けていた曲。大黒さんとNAOTOさんに届くよう大きな声で歌った」と語った。
大黒さんは9、10の両日、同市の円谷幸吉メモリアルアリーナで行われるバスケットボールの福島ファイヤーボンズのホーム戦でスペシャルライブを行う。
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