「どうやってできるの?チョコレート」 カカオ豆の変身たどる

 
ひさかたチャイルド 1430円

 口に入れると、とろ~り溶(と)ける甘(あま)くておいしいチョコレート。いったい何からどうやってできるのでしょう。

 ページを開くとそこは遠い南の国、カカオの木に大きな実がたくさんなっています。実の中には、白いねばねばした綿(わた)のようなものに包まれた種がいっぱい! この種が"カカオ豆"と呼(よ)ばれるチョコレートの原料です。

 カカオ豆は木の箱に入れ、時々かき混(ま)ぜ何日かすると白い綿が取れ茶色くなります。それから、太陽の光でカリッと乾(かわ)かし袋(ふくろ)詰(づ)めにし、船で日本まで運ばれてきます。チョコレート工場に着いたカカオ豆は、よく火であぶり、皮を取って砕(くだ)いて砂糖(さとう)を加え、何日も滑(なめ)らかになるまですり潰(つぶ)されて...。

 カカオの実がおいしいチョコレートになるまでを写真で分かりやすく描(えが)いた科学絵本。最後は楽しいチョコレートパーティー! 教科書にも載(の)っている「さとうとしお」などの"しぜんにタッチ"シリーズの一冊(いっさつ)です。

 ※福島子どもの本をひろめる会が推薦する本を紹介しています