【県文化財センター白河館まほろん】 文化財、見て触って楽しむ

 
さまざまな時代の住居内部の再現と出土品を展示しています。佐々木さんは「文化財を身近に感じてほしい」と話しています

 県の発掘調査(はっくつちょうさ)で出土した土器や石器をはじめ、昔の人が生活で使っていた道具などが収蔵(しゅうぞう)、展示(てんじ)されています。見学や体験学習などを通し、さまざまな時代の生活を学ぶことができます。

 常設(じょうせつ)展示では、昭和から旧(きゅう)石器時代まで時代を遡(さかのぼ)るように、各時代の住居(じゅうきょ)内部や食卓(しょくたく)などを再現(さいげん)した8ブースが設置(せっち)されています。土器や食器など時代ごとの出土品も同時に展示されていて、生活の移(うつ)り変わりを見学できます。

 施設(しせつ)の外には縄文(じょうもん)、奈良(なら)時代の家などが発掘調査をもとに再現されています。家の中に入って当時の構造(こうぞう)などを観察することができます。

 開館日には勾玉(まがたま)づくりや火おこしを体験できるほか、月ごとにさまざまな体験学習が行われています。同館の佐々木慎一(ささきしんいち)さんは「見て、触(ふ)れて、楽しみながら文化財(ぶんかざい)を身近に感じてほしい」と話しています。

 【どこで?】県文化財(けんぶんかざい)センター白河館(しらかわかん)「まほろん」 白河市白坂一里段(だん)86。午前9時30分~午後5時。月曜、祝日の翌日(よくじつ)の平日、年末年始は休館。

みんゆうジュニア情報局