【会津民俗館】 独特なL字形の間取り

 
江戸時代の農民の暮らしを今に伝える国指定重要文化財の「旧馬場家住宅」

 会津(あいづ)の歴史(れきし)や生活、文化を知ることができる施設(しせつ)です。敷地(しきち)内には移築(いちく)された古民家があり、昔の暮(く)らしを紹介(しょうかい)しています。

 国指定重要文化財(ざい)の「旧(きゅう)馬場家住宅(じゅうたく)」は江戸(えど)中期(1661~1750年)に建てられた伊南村(いなむら)(今の南会津町)の中流農民の民家。広い土間のあるL字形の間取りは奥(おく)会津地方の独特(どくとく)な建築(けんちく)様式で「曲家(まがりや)」と呼(よ)ばれています。また、農作業に欠かせない馬を家の中に入れて一緒(いっしょ)に生活をしていたため「厩(うまや)中門造(づく)り」ともいいます。

 このほかに、1773年に建てられ、金山町の名主の住まいだった「旧佐々木家住宅」があります。絵ろうそくの原料のろうを漆(うるし)の実から搾(しぼ)り出した「製蝋(せいろう)小屋」や道具、作業着のサシコなども展示(てんじ)されています。

【どこで?】会津民俗館(あいづみんぞくかん) 猪苗代町(いなわしろまち)三ツ和字前田33の1。

みんゆうジュニア情報局