【行司ヶ滝の森林鉄道モニュメント】 廃線のレールを再利用

 
行司ヶ滝周辺の散策を楽しんでもらおうと作られた森林鉄道のモニュメント

 行司ケ滝(ぎょうじがたき)は高さ約25メートルの滝です。広葉樹(こうようじゅ)の原生林に囲(かこ)まれ、新緑や紅葉(こうよう)の時期に美しい渓谷(けいこく)の風景を見ることができます。

 遊歩道が整備(せいび)されていましたが、東日本大震災(だいしんさい)による落石などの影響(えいきょう)で利用できなくなりました。橋を改修(かいしゅう)し、安全柵(さく)を新しく作って、今年7月にまた通れるようになりました。駐車場(ちゅうしゃじょう)から滝までは歩いて15~20分です。

 11月には、観光客に楽しんでもらうよう、遊歩道近くに森林鉄道のモニュメントが作られました。森林鉄道は首都圏(けん)に木材を輸送(ゆそう)するために使われていましたが、昭和初期に廃線(はいせん)になりました。モニュメントの材料は森林鉄道「行司沢支線(しせん)」で使われたレールです。制作(せいさく)にかかわった都路町観光協会長の武田義夫(たけだよしお)さんは「多くの散策(さんさく)客にモニュメントを見てもらい、地域(ちいき)のにぎわいにつなげたい」と話しています。

 【どこで?】行司ヶ滝(ぎょうじがたき) 田村市都路町古道字小滝沢。

みんゆうジュニア情報局