相馬・磯部中生が追悼の祈り 慰霊碑に献花、津波で大きな被害

慰霊碑に向かって献花する生徒たち
東日本大震災の津波で大きな被害を受けた相馬市の磯部中は8日、同校で慰霊式を行った。津波で犠牲となった生徒6人や地域住民の冥福を祈り、在校生が献花した。式には生徒16人と教職員が参加。黙とうの後、敷地内に建てた慰霊碑に出席者が献花した。
生徒代表の福島花菜さん(2年)は「自分たちにとっては当たり前の景色となったが、磯部地区が津波で大きく変わってしまったことを忘れてはならない。防災教育で学んだ自助、共助、公助の精神を忘れずに、震災の悲惨さを次代につないでいきたい」と誓いの言葉を述べた。
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