「あの日」からの報道写真 双葉の伝承館、福島民友と読売新聞展示

 
開幕した「3・11『あの日』からの10年」。福島民友展示コーナーの報道写真を見る来館者=17日午前、双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館

 福島民友新聞社と読売新聞写真部の東日本大震災報道写真展「3・11『あの日』からの10年」は17日、双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館で開幕した。来館者は、展示写真を通し、未曾有の災害による喪失や悲しみ、日常を取り戻そうと歩む人々の力強さなどに思いをはせた。

 展示しているのは福島民友の記者と写真記者、読売新聞の写真記者が2011(平成23)年3月11日の震災発生から現在まで各地で撮影した報道写真140枚超。喜んだり、悲嘆に暮れたりした時も、カメラの撮影に応じてくれた人々に謝意を示そうと企画した。福島民友は県内で撮影した約40枚、読売新聞写真部は福島、岩手、宮城の被災3県で撮影した約100枚を展示。同館1階のエントランスホールのほか、1~3階の壁に飾っている。

 3月29日まで

 期間は3月29日までで観覧無料(伝承館の展示観覧は有料)。開館時間は午前9時~午後5時。火曜日休館(ただし2月23日は開館し、24日が休館)。問い合わせは福島民友新聞社事業部(電話024・523・1334)へ。