
ふくしま近代医学150年
感染症や未知の病に民衆があえいだ江戸時代後期から明治にかけ、福島県域の先人たちは東北の先頭を切って近代医学の習得に挑み病魔との闘いに臨んだ。福島医大医学部同窓会や識者とともに、これら先人の偉業にスポットを当て、医療人の誇りに迫る。
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- 【黎明期の群像】「順天堂の菅野」と呼ばれた男 最先端を伝え続けた
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- 【黎明期の群像】日本初の看護師養成機関 女性の道開いた捨松
- 【黎明期の群像】慈悲と献身の人・瓜生岩 福祉の礎、築き育てる
- 【黎明期の群像】亜欧堂田善と解剖図 国内に類なき精巧さ
- 【黎明期の群像】教え子に夢託した三春藩医 学びの芽、大きく育つ
- 【黎明期の群像】二本松藩西洋医学の先駆け 修学成果、故郷に還元
- 【黎明期の群像】半井宗玄と民衆救済 飢饉や病、独自に対策
- 【黎明期の群像】初の子宮外妊娠手術報告 道なき道を切り開く
- 【黎明期の群像】渡部思斎とその子、鼎 研幾堂の志、海越えて
- 【黎明期の群像】西洋医学の求道者・古川春英 命の限り、学び続けた
- 【黎明期の群像】日新館蘭学科と吉村二洲 会津に種痘の大恩人
- 【黎明期の群像】近代看護の発祥 「会津の女性」先駆けに
- 【黎明期の群像】後藤新平と須賀川 帰国兵の検疫に貢献
- 【黎明期の群像】白河から福島へ 形変えながら「灯」守る
- 【黎明期の群像】序にかえて 長崎に学んだ「先進地」

座談会に臨む(右から)重富、竹之下、大戸の各氏。撮影時のみマスクを外すなど感染症対策を徹底して語り合った
【座談会・下】困難、何度だって克服 愚直さとしなやかさ
連載「黎明(れいめい)期の群像」を振り返った座談会出席者は、医療の充実を目指した先人の挑戦を踏まえ・・・[続きを読む]